まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様体調はいかがでしょうか? yukiはお酒の飲み過ぎで厳重注意を受けまして(医者からではなく・・・・涙)、紙パックの緑茶を飲みながら過ごしております(T_T)
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さて、前回の記事でお伝えしたように、今日の記事は当初の予定を変更して、水草水槽に適した「照明」について考えたいと思います。
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以前メルマガを発行していた時に「アクアリウムの光を科学する」という記事を連載したことがありました。yuki的には力作だったのですが、読者の皆様からは「分かりにくい」「チンプンカンプン」というお返事を頂きました(^_^;)
今回はリベンジの意味も込めて、あえて「光と光合成と照明について」書いてみたいと思います。なるべく分かりやすく書くつもりですが、理解不能の場合はご容赦下さいませ(>_<) 悪いのはyukiです(-_-)
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最初にお断りしておきますが、今回の記事は超・超長いです(^_^;) 恐らくこれまでアップしてきたどの記事よりも長いと思われます。「長い記事でも大歓迎」と言ってくださったiwagumiさんでも「こりゃないよ~」と思われるかもしれません(>_<)
実は2~3回に分けてアップしようかとも考えました。でも分けてしまうと、そうでなくても「チンプンカンプン」な内容がさらに分かりにくくなりそうでしたので、一気にアップすることにいたしました。最後まで読むのは「罰ゲーム」のような感じかもしれません(笑)
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■□■ 120cmOF水槽の考察⑮ 照明器具 ■□■
今回の記事では「光」と「光合成」の超基礎知識を書いた上で、水草水槽に向いた照明器具とは? までをご紹介いたします。
さらに「考察編」の範疇に入れているので、120cm水槽で使用しているADAの「グランドソーラーⅠ」「NAランプ」「NAMH-150Wメタハラ球」のことにまで触れようと思っています。 ←コリャ長くなるわけだ・・・
ではさっそく本題です♪
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●光って?
一般に「光」と呼ばれているのは、電磁波の中の「目に見える部分」つまり「可視光線」を差します(^o^)丿 つまり光は電磁波の1部なのです☆
↑ 図にしました♪ 電磁波は波長によって色々と分類されています(^o^) 光、つまり可視光線は電磁波の380nm~780nm付近の波長を差します。(nm=ナノメートル)
水草水槽で光は大切ですよね。なぜなら
- 水草の光合成を促進する
- 生体の健康に必要
- 水槽の観賞に必要
ですものね。 照明器具は水草水槽には必須のアイテムです(^。^)
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●光の尺度
この先の話を進める上で必要なので、最初に光の尺度に触れておこうと思います♪
まだまだありますが、アクア用としてならこれくらいで十分です♪
ではそれぞれを個別に解説しておきますね(^o^)丿
・波長
単位:nm(ナノメートル)。可視光線は380~780nmですが、太陽光線は300~3000nmと言われています。太陽は偉大です☆
・全光束
単位:lm (ルーメン) これは光源の「光の量」をダイレクトに示したものです。光源から出る全ての方向への光の量のことを差します。全光束が強いほど水深が深い水槽で活躍します。
・光度
単位:cd (カンデラ) 全光束とは違い、光源からある1方向に出た「光の強さ」を表します。
・照度
単位:lx (ルクス) 照度は光を受けた「面の明るさ」を表します。
・色温度
単位:k (ケルビン) 色の「見え方」を「温度」で表したものです。朝日や夕日の色温度が3000k、晴れの日の自然光が6000~8000kです。数値が低いほど赤っぽく見え、数値が高くなるほど青っぽくみえます。
・演色性
単位:Ra (演色評価数) 色温度と演色指数で決まる「色の見え方」を数値化したものです。Ra=100を基準として数値が低くなるほど色が不自然にみえます。
↑ ざっと簡単な図にしてみました♪
この先、これらの尺度を使ってもう少し具体的な話をしますね♪
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さて、ここで一旦「光の話」は置いておきます。
次に光と密接な関係にある「光合成」について書いていきますね☆
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●光合成って?
光合成とは植物が「光と水と二酸化炭素」を使い、自らのエネルギーとなるブドウ糖を作り出すことです。つまり植物が生きていくために絶対に必要なものです。そしてブドウ糖を作り出す時の副産物として「酸素」も生み出します。神秘的ですね♪
水草水槽を楽しむうえで、水草に光合成を行なってもらえる環境を作ることは必須と言えます。光合成が不活発だと水草はやがて衰え枯れてしまいます。
今回は光合成に必要な「光・水・二酸化炭素」の中の「光」に焦点を当てて話を進めますね。
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●光合成の行なわれる場所
自分のために植物は「光のエネルギー」を利用して光合成を行いますよね♪ 植物の葉っぱの中の「葉緑体」が光合成の役割を担っています。(葉緑体は葉の1細胞に数十個~百個も含まれています)
この葉緑体の中の「光合成色素」が、ダイレクトに光のエネルギーを受け取って光合成を行なっています♪ (子供の頃に学校で習った”葉緑素”と同じものです)
光合成色素には
- クロロフィル
- カロチノイド(補助色素)
- フィコビリン(補助色素)
の3種類が存在します。(正確にはもっと沢山あるのですが、アクアネタということで割愛しますね☆)
この中で全ての植物に含まれるのが「クロロフィル」です。クロロフィルはダイレクトに光化学反応を行なうので、クロロフィルに吸収された光は直接光合成に使われエネルギーへと変換されます。 つまりクロロフィルが光合成を行なう上での「エース」ということです(^o^)
逆に「カロチノイド」と「フィコビリン」が吸収する光は、クロロフィルに渡されてから初めて光合成に使われます。クロロフィルが拾えない光の波長をサポートしてくれるのが「カロチノイド」と「フィコビリン」というわけです。ですからこの2つは「補助色素」と呼ばれます。
※補足ですが読まなくてもOKです(>_<)
クロロフィルと簡単に書きましたが、クロロフィル類の「クロロフィルa」が光合成の中心的な役割を果たしています。クロロフィルにはa~dまでが存在しますが、ずべての植物に共通して存在しているのはクロロフィルaだけです。またカロチノイドにはカロチン類とキサントフィル類が存在し、カロチン類のβカロチンはほとんど全ての植物に含まれています。つまり全ての植物が共通して所有しているのは「クロロフィルa」と「βカロチン」ということです。植物は多種多様ですので、種類によって色々な光合成色素が存在しています。
以後、簡単に「クロロフィル」と書きますが、実際には「クロロフィルa」のことを差していると理解して頂いてOKです♪
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●光合成に使われる波長
次に光合成に使われる波長についてご紹介しますね♪
上に書いたように光合成の中心的役割を果たすのが光合成色素の「クロロフィル」です。クロロフィルの得意とする波長は主に2つで、430nm前後と680nm前後の波長がそれにあたります(^o^)
↑図にするとこんな感じです♪ 「青」と「赤」の光を吸収することが分かりますよね。葉っぱに光が当たった時に吸収されにくい「緑」の光は、反射して人間の目に見えるので、葉っぱは「緑色に見える」というわけです♪
上の光合成色素の部分で書きましたが、クロロフィルの吸収が弱い緑~橙色の部分は「補助色素」が光を吸収してくれています。そして「補助色素→クロロフィル」と伝達され効率良く「光全体の波長」を光合成に使っているわけです。植物ってスゴイですよね(^。^)
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ここまでで、「光」と「光合成」について書いてきました。
この2つの話をベースに、次はいよいよ水草水槽用の「光」について考えていきたいと思います。やっと本題といった感じですね(爆)
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●理想の光って?
水草育成に理想の光、それは「自然光」です! 間違いないです(^o^) でも水槽を自然光に曝すとどうなるかは皆様ご存知の通りです(笑)
そうなるといかに効率良く光合成を促進させ、尚且つ、美しく観賞させてくれる「ランプ」こそが理想のランプといえますよね。
そこで、最初にご紹介した「光の尺度」を使って、水草水槽に適している照明器具について考えて行きたいと思います!
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●水草育成に適したランプ(波長編)
これまでの話を前提にして水草育成に適したランプってどういうモノになるのでしょうか? まずは「波長」から考えます。
上の図からすると、クロロフィルの得意波長に合わせて430nmと680nmの波長を多く含むランプが適していると思いますよね♪ でも人工ランプではそうはいかないのです(>_<)
というのも、430nm(青)と680nm(赤)だけを強調してランプを作ると、明るさが「暗くなる」という欠点があるのです。そうでなくても自然光に比べるとオモチャみたいな人工ランプが、さらに暗くなるのではお話しになりません(-_-メ)
さらにもう1つ。。。 ここまでずっと「水草」ではなく「植物」と書いてきました。陸上植物と水草では決定的に違う要素があるからです。それは「水」ですね。空気中と水中では光の透過率がまるで違います。特にクロロフィルが好む「赤」の波長は、水深わずか10cmで50%が水に吸収されてしまいます(T_T) (逆に空気中では青の光が散乱するので、陸上植物の育成には赤の光を含むライトが有効です)
(アクアジャーナル129号より)
↑ アクアジャーナル129号に面白いデータが出てました♪ ここでは水深30cmで赤の波長は50%が吸収されるって書いてあります。yukiの記憶では10cmなのですが。。。(^_^;) まぁ、どちらにしても赤はダメってことですね(笑)
↑ 赤の波長は水中深くまで届かないので、680nmの波長は照射しても効果が少ないのです(^_^;)
ということは・・・
赤の波長をあまり含まず、水に透過しやすい青の波長(水深1mでも0.5%しか吸収されない)を多く含むランプが水草育成には向いているといえますね♪ 幸い光合成色素は補助色素を使って波長全体を上手くカバーしていますから、多少波長がズレていても光合成は問題なく行われます♪ つまり人工ランプでは波長よりむしろ「明るさ」の方が大切になると思います。簡単に言うと、街の電気屋さんで売っている「3波長蛍光灯」でも明るさのある製品を選べば問題はないということです(^o^)丿
余談ですが、昔の熱帯魚用ライトは「赤の波長」を多く含んだ製品が多かったようです。これは陸上植物用の「赤が強い照明」をそのまま流用したことと、「金魚の赤」を美しく見せるためだったと言われています。これでは水草が上手く育たないのは当然ですよね。最近の「水草育成用」を謳ったライトのほとんどが、赤の波長をわずかしか含まず光量の多い仕様になっています。yukiはどのメーカーの製品でも大差ないと思っております。
【NAランプと比較して見よう!】
ADA NAランプの波長は540nm付近(緑色)が最大のピークで、次に430nm付近(青)がピークになっています。
(ADAカタログ2006年版より)
さらに赤の波長はわずかにしか含まない製品になっています。水中への光の透過を十分に考慮している様子が分かりますね。
430nmはクロロフィルのストライクゾーンですね♪ この辺はさすがだと思います。MAXピークを540nm(緑)に持っていてきるのは、ランプ自体を「明るく」する為と、水草の緑をキレイに見せるためだと思います。 ちなみに540nm付近の波長はコケの増殖を促す波長でもあります(>_<)
【NAMH-150W メタハラ球と比較して見よう!】
ADA NAMH-150Wメタハラ球の波長は530nm付近(緑色)が最大のピークですね。青~緑の波長を強調しつつ、黄~赤の波長も多く含んでいるのがNAランプとの差になっています。

(ADAカタログ2006年版より)
この波長分布には意味があると思われますが、詳細は↓の「色温度・演色性編」で書きたいと思います(>_<)
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●水草育成に適したランプ(全光束編)
全光束(lm:ルーメン)は光源の光の「量」を示すものです。超簡単に言うならば光束が強い方が「明るい」ことになります♪
光束はランプの種類やワット数によって大きく変わりますので、水槽用として照明器具を購入する時には慎重に選びたいものです。
「波長」の部分で触れましたが、波長のズレは水草がカバーしてくれるので「明るさ」が大切になります。全光束は電球そのものの「チカラ」を示すものですから、水草育成には全光束が多いものを選ぶことが必要になります(^o^)丿
【NAランプと比較して見よう!】
ADAのNAランプ蛍光管20Wで、光束は1,255lm(ルーメン)です。他社の水草育成用蛍光管と比べると約1.3倍の光束になるそうです。NAランプが明るく見える要因の1つはここにあります。
【NAMH-150W メタハラ球と比較して見よう!】
対してNAMH-150Wメタハラ球ですが、光束は11,000lmと桁違いです! (NAランプ20Wの約9倍) ワット数に大きな差があるので単純比較は出来ませんが、このデータだけを見ると、水草育成には「メタハラ」なのかな~って思ってしまいますよね(^O^) ちなみに一般家庭でよく使われる白色蛍光灯40Wだと、光束は約3000lmです。いかにメタハラの光束が強いかが分かります(>_<)
↑ 光束に関してはメタハラが有利ですね♪
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●水草育成に適したランプ(光度編)
光度(cd:カンデラ)は光源から出た光の「ある1方向」の「強さ」を示します。水草水槽で大切なのは「水槽に」光が当たることです。天井や壁といった「別方向」には意味がないですものね。
そこで大切なのが照明器具の「形状」と「反射板」です。
照明器具の形状や材質で光が向かう方向が決まってしまいます。まぁアクアリウム用として販売されている照明器具の形状に、大きな違いはありませんけれど。。。
もう1つは反射板ですね。反射板があれば別方向に向かう光を上手く水槽に導いて、水槽方向への光度を高めることができます♪
安価な照明器具には反射板が付いていないこともありますよね(^_^;) アルミを貼ったりして改良することも可能ですが、出来れば最初から反射板が付いた照明器具を選びたいものです。
【グランドソーラーⅠと比較して見よう!】
↑ 蛍光灯の上に反射板が見えますね。セードの形状も光が横へ逸れるのを防いでくれています。
↑ メタハラ部分です。微妙な角度のついた反射板により、効率良く水槽に光を導いている様子が分かりますね。またエンボス加工により直線的な光が上手く拡散されています。
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●水草育成に適したランプ(照度編)
照度(lx:ルクス)は光が当たる「面」の明るさを表します。水槽の場合は「水面」がポイントになりますね♪
照度が落ちると水草の生長が目に見えて悪くなります(特に陽生水草)。蛍光管は光源が大きいですし、水槽上部に直接載せるのでこの問題は少なくて済みます。吊り下げ照明器具(主にメタハラ)を使っている場合は照明器具と水面との距離を見直す必要があります。
↑ 蛍光管は複数本を並べて使うことで、水面全体を明るく照らすことが出来ます。「照度」の点では優れていると言えますね♪
↑ メタハラは光源が小さいので、大きな水槽になればなるほど「照度のムラ」を減らす為に複数設置することが必要になります。出費がかさむので照度の点では厳しいですね(>_<)
【ソーラーⅠと比較してみよう!】
(ADAカタログ2005年版より)
↑ ソーラーⅠの照度配光図です。上にも書いたように照度にムラがあるのが分かりますよね。中央は20000lxですが端は1000lxですから、随分と差があります。完成度の高い水景を作るには「コーナー」部分をしっかり作り込むことが大切ですが、このままだと端の水草の生長は見込めませんよね(>_<) やはり90cm水槽にソーラーⅠが1台だと苦しそうです。
↑ ADAギャラリーの90Hは理想的なソーラーⅠの使われ方になっています! 1つの水槽に1.5個のソーラーⅠ(笑) 照度のことを考えると仕方ないと思います(^_^;)
【グランドソーラーⅠと比較してみよう!】
(ADAカタログ2005年版より)
↑グランドソーラーⅠの照度配光図です。ソーラーⅠと比べると蛍光灯が併用いされている分だけ全体の照度が高いですね。それでも両サイドに関してはまだ十分とは言えませんが(笑)
ちなみにyukiの120cm水槽ですが・・・
↑ さすがに120cm程度にグランドソーラーⅠ×2基だと照度は十分ですね。オーバーフローの構造上、フローボックス近辺がやや暗いので、植栽する水草は選んだほうが良いですけれど(^_^;)
照度だけを比べると蛍光灯の方が有利ですね。ただし、蛍光灯は水面から離せば離すほど光量も照度も激しく落ちます。また蛍光管は半年使用すると照度が50%も落ち込みます。そんな点も考慮すると、蛍光灯が圧倒的に有利とは言えません(^_^;)
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●水草育成に適したランプ(色温度・演色性編)
色温度と演色性は光合成の促進というよりも、水槽や水草の「見え方」に大きな影響を与えます。ですから個人個人の好みで選ぶものだと思っています。ですが一応目安となる数値を書いておきますね♪
・色温度(k:ケルビン)
上にも書きましたが「晴の自然光」の色温度が6000~8000kです。水槽を自然に見せたいのなら8000~10000kのランプが最適だと思います。12000kを超えると水槽が「青っぽく」見えるので、不自然さを覚えるようになります。あくまでも「色の見え方を温度で」表すのが色温度ですので、数値が高ければ優れているというものではありません。
余談ですが、12000kのランプを使うとコケが出にくくなると聞いたことがあります。yuki的には全く関係ないと思っておりますが・・・(^_^;) あと、12000kのランプだとインディカなどの赤系水草の「赤」が強くなるとアクアマイスターの芦田社長から教えて頂きました。実験はしていないので真偽のほどは???ですけど(>_<)
・演色性(Ra:演色評価数)
こちらはRa=100を基準光として、数値が下がるほど不自然に見えるという評価数になります。(ほとんどの場合、基準光は自然光) 一般的にはRa=80くらいで十分自然に見えます♪
【NAランプと比較してみよう!】
NAランプは色温度8000k、演色性Ra=90という大変優れたランプです。お使いの方は体験されていると思いますが、本当に水景が自然に見えます。
ちなみに「波長」「色温度」「演色性」を別々にご紹介しましたが、これらの要素には密接な関係があります。光合成に適した波長だけを強調してランプを作ると明るさが足りなくなりますし、色の見え方も不自然になる(色温度・演色性が落ちる)というわけです。ランプの開発には全てのバランスが求められるようですので、なかなか大変そうだなぁ~って思います(>_<)
NAランプ(蛍光管)はADAと松下電器の共同開発で作られましたが、上の条件を鑑みると「これで限界」といった感じかもしれませんね(>_<) 波長の部分でも触れましたが、光合成を促進する430nmを強調すると「青色」が強くなってしまい、水草の「緑色」が美しく見えないわけです。波長と明るさ・色温度・演色性のバランスを考えると、NAランプはとても良く出来ていると思います♪
【NAMH-150W メタハラ球と比較してみよう!】
こちらも色温度8000k、演色性Ra=90の優れものです!
「波長」の部分で詳細を書かなかったNAMH-150Wメタハラ球ですが、このランプは演色性に気を付けて作られていると思います。
(ADAカタログ2006年版より)
↑ またまた登場の波長分布図です。NAランプに比べるとまんべんなく波長をカバーしている様子が分かりますが、これは演色性との兼ね合いでこうなったのだと推察しております。
NAMH-150Wが発売されるまでは、メタハラって光束が強くて優れたランプなのに色の見え方に問題があるランプでもありました。水草の緑色がくすんで見えるのです。NAMH-150Wメタハラ球は水草の緑をキレイに見せるように設計されているので、多くの波長帯を含んでいるのだと思います。
「波長のズレは補助色素がカバーするので、光合成を促進する為には波長よりも光量」だと↑の方で書きましたが、まさにADAのメタハラはこの点でピッタリのランプです♪ 照度の問題はありますが、複数設置することが可能ならば現時点では最強の水草育成用ランプかもしれませんね。
NAランプとは違い、メタハラ球は岩崎電気との共同開発となっていますが、こちらもNAランプ同様「これでいっぱいいっぱい」といった完成度だと思います。素敵です♪
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ここまでで、ADAの製品と比較しつつ光合成を促進させるためのランプについて考えてきました。もうここまでは読んで頂けてないかもしれませんね(>_<)
では最後に、まとめの意味も含めて「蛍光灯とメタハラ」のメリットとデメリットを挙げておきたいと思います♪
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●メタハラ? それとも蛍光灯?
ここまで読んで下さった方は「メタハラと蛍光灯、どちらも一長一短だなぁ」とお感じになられたのではないでしょうか?
実際yukiもそのように思っております。どちらにもメリットとデメリットがあり甲乙付け難い光源ということが出来ると思います。
「ではどちらを選べば良いのでしょう?」と思われる方の為に、それぞれのメリット・デメリットをまとめてご紹介いたします。
蛍光灯のメリット!
- 照度が高い。 光源が大きいので水槽全体を均一に照らしてくれます。
- 種類が豊富。 蛍光管は各メーカーから様々なタイプが発売されています。好みで選ぶことができます。
- セッティングが楽チン。 ほとんどの製品が水槽上部の載せるだけでセット完了ですよね。
メタハラのメリット!
- 光束が多い。 光合成を促進させる「強い光」はメタハラ最大のメリットです。水深が深い水槽には必須かもしれません。
- 照度の低下が遅い。 照度の激しい低下がないので、安定して使用することができます♪
- 交換球が少数で済む。 例えば90cm水槽で1個の交換球で済みます。蛍光灯だと6本の交換球が必要です。
- 水槽上部が開放される。 メタハラは吊り下げ式で使用しますので、水槽上部が開放され、メンテや給餌が楽になります。また水上葉を楽しむこともできます。
- 観賞の幅が増える。 メタハラは直進性の強い高輝度照明ですから、水のゆらぎや水槽内の陰影を楽しむことが可能になります。また水面からの観賞も楽しめます。
蛍光灯のデメリット!
- 光束が弱い。 そのため水面から離れれば離れるほど、光量・照度が低下します。水深がある水槽には向きません。
- 照度の低下が早い。 約半年で照度が50%も低下します。
- 複数本必要。 水槽が大きくなればなるほど、沢山の蛍光管が必要になります。
- 水槽のメンテが不便。 水槽上部に照明器具が載っているため、メンテや給餌で不便さを感じることがあります。
メタハラのデメリット!
- 照度にムラがある。 水槽の左右が暗くなるため、レイアウトの仕方などを工夫する必要があります。
- 交換球の種類が少ない。 蛍光灯の豊富なラインナップに比べると、まだまだ選ぶ余地が少ないです。
- セッティングが面倒。 照明を吊り下げるため、天井に加工するか専用のスタンドが必要になります。
あえて交換球の「値段の差」はどちらのメリットにもデメリットにも含めませんでした。水槽のサイズが大きくなるとメタハラの交換球の方が安く済みますし、水槽が小さいと蛍光灯の方が有利だからです。交換球の価格差は水槽サイズによって変わってきます(^O^)
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●yukiのお勧めは?
ちょっぴりADAの受け売りのようになってしまいますが・・・
水草の自生地のことを想像すると、「強い光」は3~4時間という短い時間だけで十分だと思います。 照明器具での「強い光」はメタハラになると思いますが、メタハラだけを8時間照射するとコケの発生が著しくなりました(T_T) 単純に水槽から離してセットすれば解決はしますが、それではせっかくの「強い光」の意味がなくなってしまいます(>_<)
光合成の促進を考えると「光飽和点」に達する強い光が必要ですが、それは3~4時間で十分・・・となると、やはり蛍光灯+メタハラの「グランドソーラーⅠ」がyukiのお勧めです♪
120cm水槽を立ち上げる時に「どうしても!」と拘ってグランドソーラーⅠを購入しましたが、これは大正解だったと感じております。 実際に使用して1年以上が経ちましたが、水草は健康に生長しつつ「高光量由来」のコケの発生は少ないです。
120cm水槽では、メタハラが点灯すると一気に光合成が始まります。気泡がバンバン上がって素敵な状態になります§^。^§ でも4時間後にメタハラが消えると、蛍光灯は点灯しているのにビックリするくらい気泡がストップします。こんな環境が水草には良いみたいです(^O^) (アクアジャーナルで、自生地では短時間で一気に光合成するとよく書いてありますが、120cmを管理してみて初めてその意味を体感した気がします^_^; )
↑ 最後は超ベタな締めくくりでした^_^; でもホントにグランドソーラーⅠはお勧めですよ♪
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ちなみに今回の内容を全く知らなくても水草は上手に育てられます(笑) ソイル+水草育成用ライト(どのメーカーのものでも)+CO2添加キットを使えば、普通の水草は健康に育ちます♪
ちょっと掘り下げて考えてみたかっただけです(爆)
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以上ですべての内容です♪
長かったですね(>_<) ここまで読んで下さった方には心から感謝いたしますm(__)m
皆様の「照明器具」選びに少しでも参考となれば幸いです。アクアブログということで「光」と「光合成」の内容は随分と端折ってしましました(^_^;) とても面白い分野ですので、興味のある方はぜひお調べになって下さいませ♪
内容が内容だけに「コレってどういうこと?」というご質問があればご遠慮なくどうぞ(^o^)丿 答えられる範囲えお答えいたしますね♪
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あっ、最後になりましたがADA関係者の方々へ。
ADAのデータを勝手に使用してスミマセン。悪口は書いていないので見逃して下さいませ(>_<)
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★☆★ インフォメーション ★☆★
- 「足あと帳」でのアンケートですが、またまだ募集中ですよぉ(^O^) カキコして下さいませ(^o^)丿 今回はiwagumiさんがご自身のブログで援護射撃をして下さっています。感謝ですm(__)m
- 記事の更新予定では、次回が考察編の最終話「オーバーフローのウィークポイント」になるはずでした。が、今日「光と光合成」について書いたついでに「二酸化炭素と光合成」にも触れておきたいと思いました。そこで急遽「CO2の必要性」という記事をアップいたします。そしてその次に「オーバーフローのウィークポイント」を書く段取りにいたしました。
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長文が目白押しだった考察編もあと数回で終了です。ぜひ最後までお付き合い下さいませ(^o^)丿
ではまた次回です!
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